社会人が博士課程に進学するのに必要な条件など

大分間が空いてしまいましたが、博士課程に入学するまでの経過の続きです。今回は、やや手続き的な話がメインです。

ニブンビジョンをリストラされたことがきっかけで、博士課程へ進むことを決心し、またジェイマジックへの就職を決めたところまで前回書きました。その後、たまに研究室に顔を出しつつ、先生と方針を話し合い、願書を提出したのが2007年の1月中旬です。
ここで書類審査後、場合によっては面接があるのですが、僕の場合は免除となり、3月の頭には合格となりました。ここら辺は自分が修士を取った出身研究室に戻るということで、審査がゆるかったのかもしれません。
書類審査と言っても、書いたのは自分の学歴及び簡単な職歴、学部や修士での研究概略や、志望動機、研究したいテーマなどで、特に「受験」的な筆記試験等はまったくありません。

また別の例ですが、ニブンビジョンの同僚で、同じく社会人ドクターを目指している方がいます。この方の場合、学部卒で修士号は持っていないのですが、社会人になってから、とある企業の研究所で研究に従事していました。その後ニブンビジョンに転職したのですが、わずか半年足らずで僕と同じく解雇になり、その際研究所の頃の知り合いの大学教授に、ドクターを取りたい旨を相談したところ、その先生の下で研究することを許されたそうです。
この方の場合、修士号は持っていませんでしたが、研究所での成果を提出して、「修士卒業レベルの知識がありますよ」ということを証明する事で、博士課程の受験資格を得ました。
その後は、無事書類審査、面接を通り博士課程へ進学されました。

というわけで、僕の知る限りでは博士課程へ進む場合、とにもかくにもまずは進みたい研究室の先生と合意が事前に取れていた方が良いようですね。

それから、社会人をしながらドクター取得を目指す場合、会社から受験承諾証というものをもらって提出しなければなりません。つまり会社から博士課程に進むことを了解してもらう必要があります。
僕の場合は、前回の記事に書いたとおり、元々ジェイマジック社長の宮田さんが知り合いだったと言うことで信頼関係ができていたのと、入社の前提条件に半分学生をやるということを了承してもらっていたので、ここら辺は問題ありませんでした。
しかし、大半の社会人ドクターの場合は、研究は土日のみという場合が多いようです。(そのニブンビジョンの同僚の方の場合もこのパターンです)
僕が話を聞く限りでは、この週末ドクターのパターンは研究テーマが自分の仕事の内容と関係しているか、修士の研究の延長戦上でもなければ実際のところなかなか取得は厳しいようです。
また、会社の研究職にいる方ならば、その会社でやった研究内容を元に博士号を取得するという道(いわゆる論文ドクター)や、その企業から大学に派遣されてフルタイムで研究をするという幸福なパターンもあります。

以上、ここに書いたことは基本的に僕が体験&見聞きした情報によるものなので、博士課程進学に当たって色々と例外もあるかもしれません。それでも少しでも博士課程進学に興味のある方の参考になれればと思います。

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