同じ時期に同じような技術が出てくる理由

イオン・ヒューマン」という技術が発表されました。

http://www.atmarkit.co.jp/news/200805/28/eon.html
これは、2次元の顔画像から3次元モデルを復元するという、以前このブログでも取り上げた「モーション・ポートレート」と同じような技術ですが、精度がとても良いとのことです。

この2次元の顔画像から3次元モデルを生成するという技術が立て続けにリリースされてますが、おそらく1999年のSIGGRAPHに出た、この研究を元にしてるんだろうと予想されます。(「イオン・ヒューマン」は実際そうだと公表してます)

http://gravis.cs.unibas.ch/Sigg99.html

なんとなくコンピュータビジョンの製品って、同時期に立て続けに企業から同じような技術がリリースされてるような印象があります。
例えば、顔認識技術がある時期を境に当たり前のようにデジカメに載るようになったり、あるいはSAYL、ERサーチ、ぱっとびなどのオブジェクト認識技術を使ったサービスが立て続けに出て来たり。

しかもここら辺の技術を見てみると、たいていの場合使っているアプローチが似通っていて、なんとなく元になった研究ってあの時期に発表されたあれなんだろうな、というのが想像できます。

多分、学会である日すごい研究が発表されると、企業がそれに飛びついて、開発されてリリースされるという流れなので、そのためにリリース時期とか技術的アプローチとかが似てしまうんじゃないかなあと思ってるんですが、どうでしょう?

そういえば、6月にコンピュータ・ビジョンの最大の学会の一つCVPRが開かれますね。今年も数年後のビジネスにつながるような面白い研究が出てくるんじゃないかと楽しみにしてます。(多分参加はしません(涙))




話は変わりますが、技術評論社の連載の第2回がアップされました。

http://gihyo.jp/dev/feature/01/opencv/0002
今回は完全にプログラマー向けの解説になっています。第3回は、プログラマじゃない人でもなんとか画像認識の処理の流れがわかるような内容にする予定です。

Leave a Comment

Please note: Comment moderation is enabled and may delay your comment. There is no need to resubmit your comment.