なんとか通りました

またまた、随分と更新の間が空いてしまい申し訳ありません。

C判定を受けていた僕の論文ですが、何回かのやり取りを得て、ようやく掲載が決定いたしました!!良かった~。

正直、本当にこの1本を通すのはきつかった。ただ、この経験を通して多くのことを学びました。
これは僕の場合だけかもしれませんが、論文を一行書くのにもものすごい神経と頭を使いました。一つには自分の研究の弱点を自分でも痛いほどわかっているのですが、それでも相手にこの研究の有用性を伝えるための論理武装を綿密に行わねばならず、その試行錯誤にかなりのエネルギーを使った気がします。
そのため、僕の場合なかなか勢いに乗って一気に書くというわけにはいかず、非常に時間がかかりました。今までビジネスでもプレゼン資料や技術資料をたくさん作ってきましたが、それとは使うエネルギーがまったく違います。

あたりまえかもしれませんが、論文誌に投稿したり、学会に投稿して発表するというのが博士の実績を測る指標である以上、論文の執筆や学会の準備にはかなりの時間を取られます。僕の場合、実際の研究時間の半分を取られるといっても過言でないかもしれません。ベンチャーで開発よりも論文やテストに時間を多く使うというのはあり得ないですね。
もちろん論文執筆という作業を通して、自分の研究の粗がわかったり、研究の新規性等の緻密な論理武装が行われるなど、色々と貴重な経験になるわけですが、ベンチャーの開発は「使えればいいじゃん」という世界なのに対して、研究の世界は「何が従来のものと比べて違うの?何が良くて、何が新しいの?」という世界なので、頭の使い方がまるで違います。そんなこんなで、会社と大学の間を行き来するたびに頭の中身をガラッと切り替えねばならず、これがなかなか大変でした。

あと今回思ったのは、論文執筆を見越してとにかく実験用バッチプログラムは事前に色々と開発しておくのが吉ですね。今回は最初の投稿時には実験データが圧倒的に不足してました。(自覚はしてたんですが、その時はとにかく時間が足りませんでした。)
まずは既存手法など自分の研究と比較対象になりそうな論文の実験手法を調べて、それを実装しておく。その上で自分の研究手法を実装したプログラムを色々とチューニングすれば、少なくとも論文向けに最適化され、かつそのパラメータチューニングの過程も立派な検証データになります。

まあ、ここらへん普通の研究者にとっては常識なんでしょうが、僕のようなにわか研究者には良い経験でした。

正直今回投稿した内容は、自分で完全に納得いったものではないので、次こそは自分が納得できるものを書きたいと思ってます。なんにしても今は1本通すことができて少しほっとしてます。

と、思ったら教授からはD2も終わりなんだから早く次を出さないと卒業できないぞーというプレッシャーが・・・。

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